カシオペアクルーズとカシオペア紀行で鉄道旅行

カシオペアクルーズとは?

「カシオペアクルーズ」とは、元寝台特急カシオペアのE26系客車を旅行会社がチャーターしたツアー団体専用列車。

 
クルーズ船のように車内でゆったりくつろぎながら本州および北海道の観光地を周遊します。

 
団体旅行ツアー「カシオペアクルーズ」は、寝台特急「カシオペア」が運転されていた時期から存在し、平成24(2012)年〜27(2015)年にかけて上野発着で合計7回のツアーが行われました。

 
「カシオペアクルーズ」は、北海道新幹線開業にともない、いったん運転を終了した後、平成28(2016)年6月4日上野発から運転再開されています。


「カシオペアクルーズ」の運転は、平成29年5月1日営業運転開始する「TRAIN SUITE(トランスイート) 四季島」への先導役ともいえます。


寝台特急時代にはなかった付加価値の高いサービスがあります。


ツアー募集人員は、E26系客車の編成定員176人に対して30〜50人(最初の2回は除く)と少なくし、1人当たりの旅行代金は30〜60万円です。


食事関係では著名なシェフが素材を吟味した特別メニューが提供され、添乗員にくわえ「トレインクルー」と呼ばれる専属サービススタッフが全行程同行します。


カシオペアでの車中泊にくわえ日程の中で現地の高級旅館やホテルに1泊することもツアーの楽しみです。


カシオペア食堂車

「カシオペアクルーズ」の北海道新幹線開業後

平成28(2016)年3月26日の北海道新幹線開業によって寝台特急「カシオペア」は廃止されました。

 
いっぽうで使用されていたE26系客車は平成11(1999)年4月落成と比較的あたらしく、高額な料金にも関わらず人気が高い列車でした。

 
そのため、平成28(2016)年3月26日の北海道新幹線開業後以降の運用について話し合われていました。

 
平成28(2016)年2月時点までに、JR貨物などとJR東日本が団体専用列車として再び北海道に乗り入れる方針で話し合い、新幹線開業と同時に変更される青函トンネルの架線電圧や運行管理システムへの対応としてJR貨物のEH800形電気機関車を運転される時だけ借り受けます。

 
なお、農産物の輸送ニーズが増える秋などは、JR貨物の機関車が農産物輸送を優先するため北海道乗り入れは行われず、それ以外の期間にはJR東日本エリア内の周遊列車としても運用する方針となりました。

 
平成28(2016)4月には、列車名は「カシオペア」のまま、北海道方面への団体専用列車として運転再開することが決定。

 
同年6月から「カシオペアクルーズ」および「カシオペア紀行」として運転を再開しました。

 

「カシオペアクルーズ」の運転状況

「カシオペアクルーズ」は、3泊4日の日程で本州と北海道の観光地を周遊します。

 
「カシオペアクルーズ」ではJR東日本グループのびゅうトラベルサービスが実施する周遊型のツアーだけです。

 
平成28(2016)6月・7月は、「カシオペアクルーズ」が毎月第1土曜日に上野駅始発で運行。

 
往路は上野駅から高崎線〜上越線〜羽越本線〜奥羽本線の日本海側、復路は寝台特急「カシオペア」運転時代と同じ東北本線で上野駅に戻ります。

 
同年8月下旬からはおもに、JR東日本エリア内での運転予定です。

 
同年9月には、「信州デスティネーションキャンペーン」の一環で、「信州カシオペアクルーズ」として、長野エリア(常磐線・武蔵野線・中央本線・篠ノ井線・信越本線経由)へもはじめて運転されました。

 
10月10日から2泊3日で運転される「カシオペアクルーズ」は、「秋の東北周遊2泊3日の旅」として「カシオペア」車内で連泊します。

 
上野駅を10月10日8時頃に発車し、東北本線経由で10月11日朝7時頃に青森駅着。

 
その後は奥羽本線〜羽越本線〜上越線〜高崎線と日本海側を経由、上野駅に10月12日16時30分頃到着予定です。

 

「カシオペアクルーズ」の今後

今後は、平成29年5月1日営業運転開始する「TRAIN SUITE 四季島(しきしま)」が本格的なクルーズトレインとして役目を継承する予定です。

 
「TRAIN SUITE 四季島」の北海道内への運転も、平成27(2015)年6月9日にJR東日本・冨田哲郎社長は「北海道など他社の管内もクルージングすることを考えたい」と発言。

 
北海道新幹線開業による架線電圧変更の影響から、北海道では運転出来なくなる寝台特急「カシオペア」と交代でJR北海道とJR東日本間で運転するかどうかを検討していました。

 
同年12月2日、「カシオペアクルーズ」の運転ルートの一部で運転されていた道内乗り入れルートが、「カシオペア」と交代で運転予定であることが公表されました。

 
このため、「トランスイート四季島」が北海道乗り入れ寝台列車(青函トンネル通過)としても継承する予定です。



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